× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 眠れないの 眠りたくないの おとうさんとおかあさんがいなくなって、お兄ちゃんがいなくなって。 だれも守ってくれる人はいなくなりました。 みんながみんないよのことをいじめてきます。 お兄さま方がいよのことをぐるぐるまわすようにいじめてきます。 とてもきもちわるいです、とてもこわいです。 でもそんなこともしだいにどうでもよくなりました。 この人たちはいよのことをいじめていないとゆうえつかんにひたれないかわいそうな人たちなんだなって思いました。 そう思うようになってからは、どんな時でも笑えるようになりました。 笑って、楽しんでしまった方が楽なのだと。そう、思いました。 でもどうせいよがいなくなる時までこんなことがつづくのだったらどうでもいいです。 いよはだれも守られずにひとりなのですから。 どうせひとりでいるのだったら、だれもいなくなってしまうなら。 何にも期待などはせずに、眠っているのがよいのです。 どうせだれにもいよのぽっかりと空いた心などみたしてくれるわけがないのです。 それだったら最初から絶望して誰かが殺してくれるのを待っています。 ねえねえ早く。依夜は選ばれるのを待っているの。 待っているのは飽きちゃった。寝るのも飽きちゃった。眠るのも飽きちゃった。 どうせ誰も目覚めのキスなんてしてくれないのでしょ。 だったら早く殺しに来て。依夜を選んで。選んで。選んで。 どうしてだれも、えらんでくれないの PR この記事にコメントする
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