× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 アンオフィシャル?なにそれおいしいの?状態。 血みどろぐろだよ! ◆麻多・依((林檎中毒・b15667) 最終戦争の終了後、戦いを求めるが如く各地の紛争地域を放浪。 その後本家当主により回収され、持病の治療に専念するが末期状態により治療を断念。 「呪い殺されるくらいなら、私は早く殺されたい」 「ならば、僕が殺してあげるね」 ◆麻多・依月…依の双子の兄 最終戦争の終了後、渡伊していたが日本へ帰国。 後に麻多の本家の当主にしてなるべく教育を受け、放浪している依を回収。 生まれ付いての依の持病を治す為に専念させるも病状が末期であることに断念。 その持病も、無理に人として体を繋ぎ合わされ生まれた結果。 それを呪いと受け取る依は死を望み、依月が出した答えは。 「ならば、僕が殺してあげるね」 彼女が愛用した刃は見た目は何処の家庭にもある包丁そのもの。 刃は毎日使うことあれども刃こぼれ一つなく。依が毎日磨いていたものだ。 それを依の心臓に、腹に、子宮に、脚に、刺して刺して刺して刺して。抜いて抜いて抜いて抜いて。 真っ赤に染め上げる。 嗚呼彼女には赤が似合う。 生まれた時から愛していたのだ。 母親の母体から出てきてバラバラの四肢でありながらも真っ赤に染まった彼女を見たときから。 つぎはぎだらけの体を見ても尚愛していたのだ。 「やっと、死ねるよ」 君が望んでいた、死を僕があげる。 双子である依月も同じ病を持っていた。末期であった。 彼は苦しんで、いった。 ◆麻多・依夜(蒼き血を継ぐ薔薇姫・b29238) 最終戦争が終わり、愛しい人と毎日を過ごしていた。 そんな幸せはいつまでも続くと思っていた。 兄と姉に訃報に彼女は愛しい人と離れなければならなかった。 でもそれを彼を知ってしまえばどんなことをしてでも私を連れ戻すだろう。 「お願い、誰にも言わないで」 滅べばいい。そう思ったこともあった。 けれどもこの家が潰れてしまえばバケモノの血が混ざった人間を誰が統括するというのだろう。 きっと誰かが威厳を保っていなければ、その人間達は好き勝手に力を利用し暴れてしまう。 だから、誰かが犠牲になって統括をしなければ。 「さよなら、愛しい人」 私は貴方の傍にいられて、幸せでした。 貴方なら、きっと見つけてくれると信じてるから。 私を、見つけてね。 ◆麻多・夜月(或ゐは幻想廃人の語り部・b42891) 最終戦争の後、宇宙へ旅立ち世界を創造。 その世界を創造し、創造主に。 彼曰く、己は「箱庭の中にいる人たちをカンショウしているだけ」と語る。 それが干渉を意味するのか、鑑賞を意味するのか、感傷を意味するのか。 彼のみ知る。 依と依月は生まれたとき、四肢がバラバラだった。 つぎはぎであわせ、試験管の中で育て、今日まで育ってきた。 「嗚呼、やっと死ねるんだね」 笑顔で彼女はそう言った。 彼はそれを見て幸せそうに笑った。 彼の最期は彼女の手を握り、紅く染まった彼女に寄り添っていた。 手は紅でべったりとくっついていた。 離さぬように、離さぬようにと。 依夜は生まれたときから心が読めた。 その力を封じるために、よく眠るようになった。 本家に連れ戻されえてからは、その力を引き出された。 その為、本来よく眠っていたが力を蓄えるために眠るようになった。 引き換えとして、大事な人が誰なのかを忘れてしまった。 大切な誰かが、迎えにきてくれる。 そう、彼女は信じている。 こうして銀色の雨が降る箱庭は閉じられた。 それからの彼女達はどう過ごしたのか。 それは誰にもわからないのかもしれないし、わかるのかもしれない。 はたまた、彼のみ知るのかもしれない。 「僕らの話を、教えてあげよう」 関わっていただいたPC様、PLの皆様、ありがとうございました。 PR この記事にコメントする
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