× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 わたしは、だぁれだ! くすくすくす! どうして、あの人を見ないんだろう ただ単純に忙しいなら、私はぬいぐるみ抱きしめ眠るだけ 眠り姫は王子様のキスで目覚めるのが普通でしょ? …もし、どこか、違う場所にいるなら、私は待ってなくちゃいけないし、いつでも対応できるように用意してなくては。 私はあの人の役にたちたい それは私の意思 でも本当は、白馬の王子様なんて信じてない 私は薔薇、気高い蒼薔薇。 私は蒼い蝶に護られてる、薔薇。 お姫様と王子様のお話より、童話みたいなお嬢様と騎士のお話の方が好き 王子様より騎士の方が似合う人だもの、ずるいわ、私をお姫様扱いしておいて。 でも、眠り姫なら、いいわ。 白雪姫よりシンデレラより人魚姫よりも一番好き! 段々、自分が自分を閉じ込めていることに気づいた。 茨で締め上げている自分の体は、やけに体が重い。 思うように動かなくて、自分で自分を責めた。 私が悪いと決まっている。だから、責めようにも自分しか責められなくて、何もいえなくて。 癇癪を起こせば、私は外に出られないからなるべくわがままに見られるように。 好きな事をしていて何が悪いの、それなのにこの体はついていってはくれない。 付き合ってはくれない。もう嫌だと、私に抵抗するようになったのだろうか。 お前の体は私が動かしているのだ。私がいなければ、お前は動かないのに。動けないのに。 もうこんな腕、いらないと思ったのは初めて。いつもは泣き出すのに。 泣き出すように叫んだのは、いつ以来なんだろうか。 嗚呼私、こんなに、駄目な薔薇になったの? こんなにも、虫に食べられてしまったの? 病気になってしまったの? 意味がわからないわ、私は薔薇なの。絶対に、囚われる事のない蒼い、薔薇。 私は気高き神様の祝福を受けた奇跡の蒼い薔薇。 朧月には、なりはしない。 |