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TW2の麻多さん家の日記帳だったもの。 TW4の目黒さんとか麻多ちゃんとか花楯くんのあれこれ。
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人が倒れた。

辺り一面に紅を広げ、止まることを知らない。
駆け寄って体を揺らすが反応は来ず。
うつ伏せの体をひっくり返し、顔を見れば血など通っておらずの青。
嗚呼生きて。どうか、と願えども人が起き上がる様子などなく。


よく見ればこの顔は、









夢見が悪いのは今日始まったことではない。
特に珍しいことでもないのに何故か涙が込み上げる。
嗚呼何故だ何故だと問うても答えなど返ってくるはずもなく。
むしろ何故こんなにも自分は珍しく答えを求めるのかとまるで子供のようだと感じた。
解らぬ物に魘され、泣かされ。
ただ単に気が済まないだけなのだ。


嗚咽が止まらない。


まるで走馬灯のように駆け抜けるあの夢は起きて時間が経っているというのに鮮明になっていく。
色があって、感触があって、冷たさがあって、重さがあって。
感じられなかったのは倒れていた人の生気くらいだ。


呼吸が苦しい。


彼は、自分とは正反対に自己犠牲を問わない人らしく。
献血にでもいったのだろう、血を、大量に抜いていた。
それが原因かどうかは不明だがとても体は軽く、顔色も悪かった。
すぐに動いたのがいけなかったのだろうか。
暫く歩いて倒れて、腹から出たであろう紅が広がり青ざめた顔は生気を無くしていた。


神経が痛む。


彼は、既に事切れていてその場で亡くなった。

葬儀は密やかに、密やかに行われた。
参列者共々泣く人はおらず皆死んだ顔をしていた。
雨の中皆傘も差さずに密やかに葬儀は行われた。
彼の体は清められ、何時もの服装とは似合わぬ白い装束を着ていた。
そして狭苦しい箱に入れられ、何も思わぬ表情で空を瞳を空けずに見ていた。
箱は閉じられ、箱ごと燃やされてゆく。
嗚呼熱い、嗚呼熱いと体は叫ぶがそれに耳を傾ける人などおらず。


そして彼の灰は空に流される。

まるで彼が空から来た人のように。



夢の続きなど見とうない。
嗚呼何故いい顔をした自分が死ぬのだ。
殺すなら自分を殺せよと叫びたくなった。


嗚呼五月蝿い。


意識が無くなるかのように殺してくれ。
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TW2の麻多さん家の日記帳だったもの。
TW4のみんなのあれこれ綴るスクラップブックとか。
もれなくアンオフィシャルもあるよ。

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