× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 名前というものは。それを認識し、それをそれと決め付ける鎖のよう。 或いは。それという塊を名前で固定し、名前という役をさだめるもの。
そう、青い人は言っていた気がする。
或いは。黄薔薇の人か、黒薔薇の人が言ってた気がする。 対した差などない。唯単純に括るなら、兄に言われた。それだけ。 上記のように、青い人。黄薔薇の人。黒薔薇の人。 これら各自に固有名詞は存在する。 ただ私が言いたくないだけなのである。名前など、いらないと。呼びたくないと。 そう、思うだけである。 そう言ってしまえば、私にだって名前はある。人名とは違う、固有名詞。 ただの私をまた違うものに変えてしまう、名前。 そんな名前では、呼ばれたくはないけれど。 ねぇ、母様。 どうして、私を蒼薔薇にしたの。 そんな固有名詞、いらなかったわ。 奇跡と、祝福と。謳われるなら。求められるなら。傷つけるなら。 殺せばいいわ。あの人と、一緒に。 PR この記事にコメントする
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