× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 電話があった。 兄様から。 「はい麻多です」 『あ、もしもしよつきでーっす。姉様いますー?』 「…依月兄さんですか。ご無沙汰です、夜月です」 『ああ、なーんだ夜月かぁ。姉様の影だから声が似てるわけかー』 「依姉様なら今学校ですよ」 『あれ、アイツ卒業したら就職じゃなかったけ。まあいいや、近々そっち帰るからー』 「本家の方にお顔は出さなくてよろしいのですか?」 『べっつにー。だってまたうだうだ言われるのは俺も依も嫌だしー』 「こっちに帰ったって、爺様に怒られるだけですよ」 『爺さんはいいのー。俺大好きだからー。弄りがいあるしー』 「あとで爺様に言っておきますね。」 『ちょ!それなら依の攻撃受けたほうがマシ!』 「…とにかく、待ってますから迎え寄越しましょうか?」 『あーうん。夜月が来るなら俺はいいよ。部下達は嫌だよ?』 「一人くらいならいいでしょう?車で帰るなら。」 『OK、それならいいよ。』 「それでは、また」 『あ、ちょっと待った』 「何ですか?」 『いよは元気?』 「依夜は、元気ですよ?」 『や、違う違う。いよっていうのは依代っていう意味。俺のいよ…依代の依は、どう?』 「……あんたって人は。まあ、“普通”の依姉様は元気ですよ?いよの依は知りませんが」 『そー。ならいいやー。何かするかもしれないけど、いよのいよには何もする手出しする権利はないしねー』 「そうですか。では、失礼しますよ」 「あー、やられた。」 PR この記事にコメントする
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