× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 どうしよう。 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。 私、何か、した、かな。 「ねえ依夜、」 「何、兄様。」 「お前最近、可笑しくない?」 「何が。」 「例えばさ、精神状態可笑しいとか、体調可笑しいとかさ」 「知らない、依夜は知らない。」 「へえ。知らない振り、するの。へえ。」 「別に依夜は、何も欲しない。」 「欲しいんだ?」 「欲しくない。」 「ふうん。まあいいけど。」 「何がいいたいの。」 「そうやって狂気に感染していくのがわかってるなら、こっち来なければいいのに。」 「でも、薙刀、強く、なりたい。」 「別に俺がそっちに行ってもいいんだけど?」 「兄さん、ああだこうだいうから嫌。」 「まあそうだけど。」 「それに、離れてないと、何かしてしまいそうで、怖い。」 「数日会ってないだけでも、可笑しいくせに。呆れた。」 「この前、とんでもないこと、言っちゃったの。」 「何て?」 「美味しそう、って。食べる?って言われたから、お肉ごと食べちゃいそうだから、いい。って言っちゃった。」 「そりゃ大変だ。」 「でしょ。」 「じゃあさ、お前暫く来んな。」 「何で。」 「狂気に感染する程度のお前なんかに、興味はない。」 「感染なんて、してない。」 「ほー?じゃあだったらちゃんと治せよ。俺にうつすんじゃねえ。」 「元々のくせに。」 「うるせー。」 喧嘩するほどなんちゃらで仲良さそうに見える兄と依夜。 けど二人っきりになると仲悪かったりする。 親族やら他の兄弟姉妹からの当てつけが二人は酷い。 ので、こうやって傷の舐め合いのような喧嘩をしてる。 けど師匠と弟子&ライバルのような関係。 PR この記事にコメントする
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