× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 まさか。そんな、ありえない。 まさか、あの彼女が。 頼ることが嫌いな彼女が。 …姉様に、チョコレートケーキを頼んでいた。 どうやら、愛しい人の誕生日だそうで、プレゼントしたいそうなのだ。 …彼女が前々から、隠し持っていたお小遣いは、きっとそのプレゼント代なのだろう。 別に悔しいわけじゃないけど…兄として、嫉妬する、感じ。 あー、恥ずかしい。 誕生日は二人っきりで過ごしたのだろうか。 いや、彼女が大事にしている兎と、犬がいる。その子等も一緒に祝ったのだろう。 これから夏だ。 そろそろ彼女が学園に来て一年が経つ。 当時の彼女と、今の彼女。 とても変わったと思うと別人みたいだ。 それも彼のおかげかもしれない。 彼女を、明るく、よく笑うように、とても少女らしくしたのは。 それくらいは、感謝するよ。 兄として。 PR この記事にコメントする
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