× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
天気が悪いのか、頭痛が鳴り終わる余地さえない。
もう時間がない。 時間が 時間が 飲み込まれてしまう。 誰でもいい 早く頭痛を治すために頭を割ってくれ。 この時間が、ずっと続けばいい。 離れていってしまう貴方に、私は留める手段など知らない。 私は花だから地面から足を離すことはおろか手を伸ばしても限界を知る。 時よ永遠に。 私達を繋ぎとめていて。
頭が痛いと嘆いてた。
それは寒さから来るのか雨が降っているからなのか。 もしくは両方なのか。察することなど、できなかった。 いつに増しても酷そうな頭痛を、あいつは薬も飲まなかった。 頑なに意地になって何を飲まないのだろう、と不思議に思った。 それしか楽になれる方法はないのに。 いつもより酷いであろう頭痛の理由は恐らく2週間後の記念日が理由であろう。 嗚呼何を嘆く必要がある。自分が生まれた日に。全く子供らしくない。 あの歳が子供と呼ぶには大きすぎて、大人と呼ぶには小さく言い方に迷う。 未だに“自分”と一致しないのだろう。 自分は誰だ、と問い続けているのだろう。 それを自分の誕生日、ではないのに祝られるであろう感覚に恐怖を覚えるのか。 自分ではない自分を演じる、それに恐怖を覚えるなど嗚呼愉快愉快。 随分と性格が悪くなったようだ。 自分も、あいつも。 人が倒れた。 辺り一面に紅を広げ、止まることを知らない。 駆け寄って体を揺らすが反応は来ず。 うつ伏せの体をひっくり返し、顔を見れば血など通っておらずの青。 嗚呼生きて。どうか、と願えども人が起き上がる様子などなく。 よく見ればこの顔は、 |