× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「あれ、夜月は?」 「夜月さまなら、朝早くからお出掛けになさっておりますよ」 「場所は?」 「それが場所も言わずに夜明けと共に…」 「…そうか、ご飯は今日1人少なめでいいから」 「畏まりました」 「今日は、死ぬにはいい日だ」 PR ※麻多さんたちの小さい頃のお話 出てくるのは林檎の人とキングことおりたん おりたん超かわいい
「あのね、お姉ちゃんの血って蜂蜜ってずっと思ってたの」
「どうしてそうなった」 「だってね、お姉ちゃんの体っていっつも甘い匂いがするのよ、香水とか付けてないくせに」 「シャンプーとか石鹸の匂いじゃないの?」 「ううん違うの、林檎の匂いなの」 「林檎でも食ったんじゃねえの」 「夏場に林檎なんてないのよ」 「アップルパイじゃないの」 「それこそ林檎の女王に相応しいくらい甘くて危ないそんな匂い」 「おいおい、俺は抽象的なのは嫌いなんだけど」 「甘い匂いで誘って、誘って、近付いたものには制裁を」 「そりゃ姉様だわ」 「でしょ」 「でもなんでそう思ったわけなの今更」 「なんでだろ、わかんないの」 「というかお前はなんで此処に居るの早く帰れよ」 「いーやーよー」 「暑苦しいんだよその格好!別珍とかやめてくれる!?」 「レディは自分の美貌を引き立たせるために呼吸困難になるくらいコルセットを締め上げるのよ!」 「それとこれはちげえだろ!此処で呼吸困難になっても俺日向に出すからな!」 「やだ日焼け止め塗りなおさないと…日焼けの後って何がいいんだか」 「お前は白いから焼けたら絶対痛そう」 「その前に熱射病になって倒れるわ」 「やっぱお前、バス乗って帰れ」 麻多兄妹の会話 兄の笑顔が、これ程まで恐ろしいことに気づかなかったのはどうしてだろう 注!この作品にはアンオフィシャル・一部残酷表現等含まれます 嫌悪される方などはブラウザバックを推薦します 尚この作品の閲覧での苦情等一切受け付けません 嫌な夢を見た そう遠くは無いような未来で、くるくると大きな映画で回るフィルムのような |